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2023.06.01 業界情報

資源リサイクルとは?|リサイクルできるものや有名企業の取り組み事例も紹介

資源リサイクルとは?|リサイクルできるものや有名企業の取り組み事例も紹介

「資源リサイクルってなに?」
「どんなものがリサイクルできるの?」

事業者の方で、上記のような疑問を抱えている方もいると思います。

結論、資源リサイクルとは廃棄物を新たな資源として再利用することで、ガラス瓶やペットボトルなどが資源リサイクルの対象です。幅広い廃棄物が資源リサイクルできるので、廃棄する前にリサイクルの対象か確認しましょう。

本記事では、資源リサイクルを積極的に行うべき理由や主要な資源でリサイクルできるものを紹介します。

2025年からは「再資源化事業等高度化法」が施行され、企業は脱炭素やカーボンニュートラル社会の実現に向け、より一層の取り組みを求められています。この法律は、廃棄物の再資源化を促進し、資源循環型経済への転換を加速させることを目的としています。

参考記事:【2025年施行】再資源化事業等高度化法とは?資源循環が加速する理由を解説

資源リサイクルについて詳しく知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。

資源リサイクルとは?

資源リサイクルとは?

資源リサイクルとは、廃棄物を新たな資源として再利用することを指します。

地球上の資源は限られており、過剰な使用は環境問題を引き起こす可能性があります。特に、石油や石炭などの化石燃料、そして森林資源の消費は慎重に行うべきです。

これらの資源を効率的に活用して、未来に残すために、資源リサイクルは重要な役割を果たします。資源リサイクルは、限りある資源を最大限活用することに繋がり、持続可能な「循環型社会」の形成を促進します。

私たちの生活が環境問題を悪化させている現状を考慮すると、どのように未来の資源を維持し、確保していくかを真剣に検討しなくてはなりません。

主要な資源でリサイクルできるもの

主要な資源でリサイクルできるもの

主要な資源リサイクルは、以下のようなものがあります。

廃棄物

新たな資源

ガラス瓶

新しいガラス瓶・道路の原料の砂・断熱材

スチール缶

アルミ缶

新しいアルミ缶・自動車部品等

ペットボトル

シート・繊維・新しいペットボトル・成形品等

プラスチック製容器包装

プラスチックの原料・製鉄所のコークス炉原料・製鉄所の高炉原料・ガス等

段ボール・古紙

段ボール・紙筒・絵本等

自動車

燃料・鉄やアルミなどの金属材料・バッテリー等

家電製品

鉄・銅・アルミ・プラスチック・ガラス等

パソコン

鉄・銅・アルミ・金・銀・プラスチック・ガラス等

電池

鉄・亜鉛・銅・アルミニウム・コバルト・ニッケル・カドミウム等

木くず

木質チップ

発泡スチロール

発泡EPSペレット

利根川産業は、廃棄物のリサイクル設備が充実しています。特に発泡スチロールリサイクルでは、都内では珍しい発泡EPSペレット化設備があり、国内向けリサイクルを実施しています。

産業廃棄物収集運搬業者様や排出事業者様のお持ち込みも歓迎しているので、気になる方は、お問い合わせフォームから気軽にご相談ください

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有名企業の資源リサイクル取り組み事例

有名企業の資源リサイクル取り組み事例

本章では、有名企業の資源リサイクル取り組み事例を紹介します。

有名企業の取り組み事例を参考にして、自社での資源リサイクルへの取り組み方を考えてみてください。

1. Apple

Appleは、自社製品のリサイクル資源循環に力を入れています。iPhoneなどの製品を解体し、素材ごとに分別・回収する専用ロボット「Daisy(デイジー)」を開発しました。デイジーは貴重な素材を効率的に回収し、リサイクルされた素材を新しい製品に再利用するなど、環境負荷の低減に取り組んでいます。

2. ユニクロ

ユニクロは「RE.UNIQLO」という取り組みを進め、顧客から不要になった自社製品を回収しています。回収された衣類は、難民支援などに再利用されたり、リサイクル素材として活用されたりしています。

3. スターバックス

スターバックスは、店舗から出るコーヒーかすを堆肥として活用し、その堆肥で栽培された野菜や抹茶を再びフードメニューに使用する「食品リサイクルループ」を確立しています。

4. 日本マクドナルド

日本マクドナルドは「ハッピーセット」のおもちゃをリサイクルするプロジェクトを展開。不要なおもちゃを回収し、店舗で使われる緑色のトレーへと生まれ変わらせています。

5. IKEA

イケアは、不要になった家具を買い取り、「サーキュラーマーケット」で再販するサービスを行っています。また、製品のプラスチックをリサイクル素材に切り替えるなど、資源の循環利用を積極的に推進しています。

6. 無印良品

無印良品では、店舗で衣料品、プラスチック収納用品、PETボトルなど、さまざまな製品の回収を実施。回収品を再生素材として活用し、製品のライフサイクル全体で資源循環に取り組んでいます。

7. サントリーホールディングス

サントリーは、使用済ペットボトルを再びペットボトルとして再生する「水平リサイクル」を推進しています。特に、環境負荷の少ない技術でペットボトルを再生し、新しいペットボトルとして何度も循環させる仕組みを構築しています。

8. セブン&アイ・ホールディングス

セブン-イレブン店舗にはペットボトル回収機が設置されており、効率的にペットボトルを回収しています。回収されたペットボトルは、プライベートブランドの製品や衣料品などに再利用されています。

9. 富士フイルムホールディングス

富士フイルムは、主力製品であるフィルムや複写機のトナーカートリッジ、さらに医療機器などの使用済み製品の回収とリサイクルを積極的に行っています。特に、写真フィルムやインスタントカメラを回収し、プラスチックや金属を再利用する取り組みは、長年にわたり行われているものです。

10. ブリヂストン

ブリヂストンは、使用済タイヤのリサイクルと再利用に注力。タイヤからタイヤへ生まれ変わらせる技術開発や、タイヤを分解して再生油やカーボンブラックを生成する「精密熱分解」の実証を進めています。

まとめ

まとめ

本記事では、資源リサイクルを積極的に行うべき理由や主要な資源でリサイクルできるものを紹介しました。

結論、資源を未来に残すために資源リサイクルは積極的に取り組む必要があります。多様な廃棄物が資源リサイクルの対象になるので、廃棄する前に一度リサイクルができないか検討しましょう。

利根川産業は、発泡スチロールやペットボトルなどのリサイクルを積極的に行っています。自社設備が充実しているので、安心して収集運搬から自社リサイクル工場にて再商品化まで依頼できます。

「環境に配慮して廃棄物を処分したい」と考えている方は、まずは下記のお問い合わせボタンからご相談ください。

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利根川 靖

監修

利根川 靖

株式会社利根川産業の二代目経営者。業界歴20年で東京都廃棄物の組合理事も兼任。
廃棄物業界を盛り上げようと地方の業者と連携。得意分野はITツールにて生産性を高めること。
これからの若い人材が業界で働きたくなる魅力づくりに奮闘中。

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