はじめに
東京都23区で事業系廃棄物の収集・運搬・リサイクルを行う利根川産業では、現場と管理部門をつなぐ“報告・記録の流れ”に課題を抱えていました。
その課題を解決したのが、
kintone(サイボウズ)と LINE WORKS をつなぐ仕組みです。
本記事では、GlobalB社の LITONE Webアプリ for LINE WORKS を活用し、「LINEで報告 → kintoneへ自動記録」を実現した事例をご紹介します。
kintoneとは?(サイボウズのクラウド業務管理ツール)
kintone(キントーン) は、
サイボウズが提供するクラウド型の業務管理プラットフォームです。
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顧客管理
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作業記録
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回収実績
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報告書
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マスターデータ管理
などを、Excelのように自由にカスタマイズして運用できます。
最大の特徴は「社内の情報を1か所に集約できる」点。
廃棄物業界のように「日々の現場報告や対応履歴を残したい」という場合に特に相性の良いサービスです。
LINE WORKSとは?(現場に強いビジネスチャットツール)
LINE WORKS(ラインワークス) は、
LINE風の使い勝手そのままで業務に使えるビジネスチャットです。
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チャット
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画像・動画送付
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予定共有
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グループ連絡
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スマホ操作に強いUI
といった特徴から、ドライバーや現場スタッフに最も浸透しやすいツール として多くの企業で採用されています。
利根川産業でも、コロナ禍以降に導入が進み、“現場のコミュニケーション基盤”としてフル活用されていました。
【課題】現場報告が“チャットに埋もれる”“転記が大変”
導入前には、次のような課題が存在しました。
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LINE WORKSで送られた報告が チャットの流れに埋もれる
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LINE WORKSで受けた内容を kintoneに転記する必要がある
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画像添付・コメント・注意事項の整理に手間がかかる
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Excel・紙・チャット・kintoneが混ざり 管理が複雑化
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ドライバーが現場で入力しづらく、情報が不安定
特に問題だったのは
「LINE WORKS → kintone」間の転記作業そのもの。
1件につき1〜2分かかり、1日の報告が多いと相当な時間を取られていました。
【導入】“LINE WORKSでの報告=そのままkintone記録”を実現
この課題を解消するため、利根川産業が採用したのが
GlobalB社の LITONE Webアプリ for LINE WORKS。
● 導入の決め手
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LINE WORKSのように使えるUI → 現場負担が最小
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LINE WORKSから直接、必要なフォームへ遷移
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ドライバーにkintoneアカウント不要
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LINE WORKSで送った情報を 自動でkintoneへ反映
6月のカンファレンスで出会い、その後すぐ打ち合わせ・設定を経て8月末には本番運用スタート というスピード導入でした。
【効果】転記作業が“完全ゼロ”に。情報管理の質が劇的向上
導入によって、日常業務は大きく改善しました。
✅ ① 転記作業がゼロ
画像保存 → kintone作成 → テキスト貼付という一連の流れが完全に不要に。
✅ ② 情報が確実に蓄積される
チャットに埋もれるようなミスもゼロに。
✅ ③ 現場の負担が大幅軽減
リッチメニュー(大きめボタン)を押すだけで報告でき、操作が簡単で迷いません。
✅ ④ 既存のkintoneアプリをそのまま活用
顧客情報・回収履歴・注意事項など数千件がそのまま使えるため、移行の負担もありませんでした。
導入事例の詳細はこちら
インタビュー全文や画面イメージはこちらからご覧いただけます。
👉 導入事例ページ(GlobalB)
https://gbalb.com/tonegawa-s/
