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2024.04.08 業界情報

【プラスチックごみ】2050年海に泳いでいるのはゴミばかり?

私たちが普段何気なくプラスチックですが、今海洋プラスチックごみの影響で生物の生態系などに様々な問題を引き起こしていることをご存知でしょうか?

弊社でもプラスチック系のごみ回収を行っていますが、最近ではメディアでもよく取り上げられるプラスチックごみについて記載したいと思います。

プラスチックごみが増えるとどうなるの?

では、プラスチックごみが増えるとどうなるのか。以下のような影響が想定されています。

・生態系への悪影響
・動物の健康への害
・人間の健康


特に海洋環境において、プラスチックは分解されにくく、小さな微粒子となって海洋生物に取り込まれ、食物連鎖を通じて最終的には人間の健康にも影響を及ぼすことが懸念されています。

 

解明が不十分ではあるものの、例えば、ある研究によると、平均的な人は週に約5グラムのプラスチックを摂取していると推定されています。
これはクレジットカード1枚分の重さに相当します。
また、別の研究では、人々が年間に摂取する微小プラスチックの量は5万個から12万個に及ぶとされています。

海産物を多く摂取する人では、この数はさらに多くなる可能性があります。

このまま放置していては2050年には海に浮かんでいるのはごみばかりになってしまう可能性すらあるそうです。

プラスチック・スマートとは?

上記のような問題解決のために、環境省ではプラスチック・スマート日常にというコンセプトを打ち出しています。

環境省では、様々な取り組みを推進し、さらに広げていくため「プラスチック・スマート」を実施しています。

プラスチックごみは今、世界中で注目されており、焼却による大気汚染、流出による海洋汚染だけでなく、生態系にも大きな影響を与えています。
例えば、海に流出するプラスチックごみの量は世界中で年間800万トン、2050年には海洋中の魚の量を超えるとの試算が出されています。


私たちの生活様式を見直さない限り、持続可能な社会・自然環境の構築はもとより、今の生活を続けていくことさえ難しくなることが予想されます。
正しい処理やリサイクル方法を広め、バイオマスプラスチックや代替素材などを理解しながら、プラスチックと賢く付き合っていくことが重要です。

環境省の詳細ページはこちら

 

まだ先のことだからいいやという風に考えるのではなく、今後生きていく人たちのことを思った行動を継続していきたいですね。

広報利根川

監修

広報利根川

利根川産業の今を知っていただき、社内外の人たちに情報発信を行っていきます。廃棄物業界の枠組みにとらわれることなく、新しいことにチャレンジし会社の魅力をいち早くお届けします。

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